高尾山
◇12月27日(土)、久しぶりの探鳥会で集合場所の京王線・高尾山口駅に着くと、日の当らない駅前広場は真冬のような寒さだった。
◇準備体操で身体をほぐし出発。ロープウェイ駅の脇を通って沢沿いの道・6号路に入る。所々で立ち止まり耳をすませ、周りを見回すが鳥の数はいつになく少ないようだ。土曜日とあって大勢のハイカーが私たちを追い抜いていった。
◇途中、6号路から稲荷山コースに入ると 「上空に猛禽類!?」と誰かが叫んだ。後方からオオタカか? いやハイタカでは? などの会話が聞こえる。近くに寄って双眼鏡を覗いたがすでに通り過ぎた後か? 私には確認でなかった。
◇高尾山直下で小休止。すると、目の前の木の枝で盛んに穴を掘る鳥がいる。コゲラ(キツツキ科の野鳥)だ。折れた枝に逆さまになってぶら下がり、穴から出たり入ったり、巣を作っているようだ。私たちに気付かないのか? あちこちに木屑を飛び散らかしながら夢中で掘っている。
◇スコープに入れて交替で覗き、その可愛らしい作業風景を観ることができた。近くを通るハイカーの皆さんにも… と観てもらうと、小さな野鳥の大きな姿に思わず感激する人が多く、とりわけ夢中で覗くお子さんの姿が印象に残った。
◇もみじ平を過ぎて一丁平へ向かう途中、写真撮影をする大勢の皆さんがいる。道端に咲く? “氷の華・シモバシラ”がお目当てだ。
◇シモバシラはシソ科の多年草で、氷のリボン(華)をつける草。この華は、冬の始まりに地上部は枯れてしまうが、元気な根から吸い上げられた水が茎の中を上昇し、茎から噴出し氷の柱が出来たもの。
◇この現象は毎年12月中旬から2月ころまで観られるが、ここのところ寒い日が続き、大きくなった沢山のシモバシラが観賞できたのだからラッキーだった。
◇東海自然歩道上にある一丁平着。この辺りは山ざくらの名所で花の時期には賑わうところ、昼食をとって小高い丘の上に建つ東屋からは富士山の雄姿がくっきりと見えた。
◇日影バス停へ向かう途中、ルリビタキの地鳴きが聞こえる。しばし立ち止まって耳を澄ますと、またあちらの方で…。双眼鏡で辺りを探すとついに発見、それは木の枝に止まったルリビタキの♂だった。
◇さらに薄暗い樹林帯を進むと「チッ」 とクロジの鳴き声、黒く見える小さな鳥が前をよぎった。クロジだろうか? 声はすれども姿は見えず、はっきりとその姿を確認することはできなかった。
◇沢沿いの帰り道でミソサザイを発見できたのは最後のおまけ。鳥合せでは18種とその数は少なかったが、気持ちのよい山歩きで満足の一日だった。
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