0912多摩川周辺探鳥会

◇12月7日(月)、福生南公園から多摩川の左岸を歩く探鳥会に参加した。この日は好天に恵まれて温かく、42名という大勢の皆さんが集まった。

◇まず目に付いたのはカワラヒワ、河川敷の大きな木の枝に鈴なりになっている。その数100羽 200羽 いやそれ以上か? 一斉に飛び立つと黒い塊が波を打って移動する。カワラヒワは多摩川河川敷周辺では最も多い野鳥のひとつだ。

◇河川敷のグランドの草地にエサを盛んについばむ7~8羽の小鳥発見! 双眼鏡で覗くが、ビンズイ? タヒバリ? 姿形は似ているので判別が難しい。どちらか迷うところだが皆さんの判断はタヒバリだった。

Minamikouenn ◇この辺りダイサギの数が多く、コサギにお目にかかれないのが不思議だ。私の住む清瀬周辺では、逆にコサギが多くダイサギを見ることは少ないのだが、結局この日の鳥合せでコサギ ゼロとは…。

◇ノスリが木の枝に止まっている。その周りには3羽のカラスが取り巻いて何か話しかけているようにも見える。いや、集団でカラスがノスリにチョッカイをかけているのだ。やがてノスリは堪らずに大きく飛び立ち、遠くの林に消えていった。悪さをするのはいつもカラスだ。

◇ほかにも猛禽類では、木の枝に背中を向けて止まるチョウゲンボウや、上空で舞うオオタカやトビなども観ることができた。水鳥ではオオバンやコガモ、カイツブリ、アオサギなどが、冬鳥ではツグミやジョウビタキ、カシラダカなどの姿も見られた。

◇だが、人気のベニマシコ、期待したのだがついに出会うことができなかったのはやや残念。鳴き声を聞いたという人もいたのだが…。

◇鳥合せでは37種、2外来種を確認、最も数が多かったのはカワラヒワだった。

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0909多摩川周辺探鳥会

◇9月7日(月)、福生市南公園に集合し、多摩川左岸を辿る探鳥会には26名の参加があった。

◇9月に入って朝晩はめっきり涼しくなったが、日中はまだまだ暑い。多摩川沿いのこのコースは日陰が少ないのが難点 こまめに水分を補給しながらの出発となった。

Mizudorikouenn ◇先ず目に付いたのは大量のムクドリだ。その数200羽、いやそれ以上かもしれない。双眼鏡を覗くと芝生の上をトコトコと歩きながら夢中で地面を突いている。木の実や虫、ミミズなどをついばんでいるようだが、飛び立つと黒い塊のように見えた。ちなみにこの鳥は、ムクノキの実を好んで食べることからこの名が付いたという。

◇河川敷の木の枝に群がるカワラヒワやスズメなども多く見られたが、珍しいところでは20羽以上のイカルの群れに出会ったこと。鳴き声に気付き待つことしばし、葉の陰から次々と姿を現し飛び立つ姿を確認することができた。逆に数が少なかったのはノビタキの1羽、遠いその姿をスコープで確認した。

◇川面で舞うダイサギやコサギ、アオサギなどのサギ類、カイツブリやカルガモ、カワウなどおなじみの水鳥を見て昭和堰周辺で左岸を折り返した。

Syusuiguti ◇帰り道 右手にある“水神の碑”には、キバナコスモスなどの草花が供えられ、向かい側には“九ケ村取水の跡”と記された説明板と堀の跡があった。

◇説明板には「江戸時代以来、昭島・立川両市域の水田をうるおしてきた九ケ村用水取水口。いま残る樋管(ひかん)は明治44年(1911)に築造され水神の石碑も同年の造立…」などと記されていた。

◇集合場所に戻り、鳥合せでは32種2外来種を確認し解散した。

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わが家のヒヨドリ(観察5)

【7月14日】
Niwa ◇巣立ちの日は思いのほか速くやって来た。親鳥は盛んに騒ぐので巣を見ると、ヒナが2羽、体を乗り出している姿が見えた。羽を羽ばたかせ飛び立つ練習をしているようだ。やがて1羽が小枝に飛び移った。

◇もう1羽は? なんと巣から転落してしまったのだ。その高さは約2m、ケガないようだが心配だ。しばらく地面でモゾモゾしていたが、やがて立ち上がったのでひと安心。親鳥が近くで「ピーヨ ピーヨ!(がんばれ! がんばれ!」と盛んに声援を送っている。こんな時、ケガでもしていない限り人間が手助けするのは厳禁だ。自然のままに静観することがなによりだ。

◇幼鳥(ヒナから幼鳥へ)は、白いお腹と茶色の背中、ヒヨドリ特有の長い尾がなく丸い体をしているが、その姿は実に可愛らしい。

Oyako ◇親鳥に励まされ、やがて2羽の幼鳥は飛び立った。まだ、十分に羽ばたくことは出来ないが、それでも2~3mは飛ぶと何かに止まって大休止、しばらくはジイッとしていることの繰り返しだ。近くに寄っても逃げる様子はなく、親鳥が心配そうに寄り添っていた。

Otita ◇隣の家のフェンスに向かって飛ぶ移った1羽が、取っ掛かりのないフェンスに体を支えることが出来ずに道路に落ちてしまった。「可愛い!」と近くと通る人が褒めてくれたが、車の通る舗装道路だ。早く他の場所へ移動してほしいとひとり気をもんだりもした。

◇やがて、2羽の幼鳥は親鳥に守られながら何処かへ消えていった。

【7月15日】
◇朝から親鳥の鳴き声が喧しい。巣には4羽のヒナのうち、2羽が巣立ったので残り2羽が残されている。覗いてみると2羽のヒナが巣からはみ出し、盛んに羽を動かしているところ、昨日の経験から巣立ち間近であることが分かる。

Mokkokuni ◇やがて、幼鳥1羽は元気良く飛び出して行ったが、残り1羽は自信がないらしい。2mほど離れたモッコクの木に飛び移ると動こうとしない。時々、心配した親鳥はエサを運んでいる姿が観られたが、約2時間後に覗いてみると幼鳥の姿はなかった。

◇静かになったわが家の庭、木の枝に巣だけが残って少し寂しくなった。どこにでもいるヒヨドリだが、その成長を楽しみにしていた私たち、4羽が無事巣立ちを迎えたことを思えばひと安心、清々しい気分にもなった。

【記録】
・6月中旬  庭の木に巣つくり開始
・6月20日 4つの卵確認。抱卵開始。
・7月 5日 ヒナ孵る(4羽)
        (その前に孵っていた?)
・7月14日 2羽巣立ち
・7月15日 残り2羽巣立ち

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わが家のヒヨドリ(観察4)

【7月14日】
◇ヒナが孵って9日目、頻繁にエサを運ぶ親鳥に応えて、4羽のヒナは日に日に大きくなってきた。

Esayari1◇ヒナのエサは、虫やミミズ、チョウチョ(蛾?)、丸い木の実のようなものなど様々だが、親鳥ががやってくると、ヒナは「チー チー、 チー チー」と一斉に鳴いて大きなくちばしを広げてエサを求める。その元気なこと…。親鳥は4羽のヒナに公平にエサを分け与えているようだ。

◇親鳥は1羽? いや2羽が交替でエサを運んでくることに気付いた。1羽がエサやりをしている間、もう1羽が近くの枝で待機し順番待ちしているのだから驚いた。旺盛なヒナの食欲に1羽では間見合わないようだ。番(つがい)だろうか? 

◇スズメは抱卵2週間(14日)でヒナが孵り、ヒナは14日で巣立ちを迎えるという。この間、親鳥がヒナにエサを運ぶ回数は1日300回、2週間で4200回にもなる。天敵から身を守るために、ヒナは食べられるだけ食べて大きくなり、1日も速く巣立ちの日を迎えると言うのだ。

◇ヒヨドリもその例外ではない。親鳥の苦労も然ることながら、見る見る大きくなるヒナの成長にはただただ驚くばかりだ。

◇ちなみにエサやりは朝が最も頻繁(1~3分おき?)だ。これまで、夜になると親鳥も巣で休むのが常だったが、最近はその姿はない。ヒナが大きくなって親鳥が入る余地がなくなったから かもしれない。

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わが家のヒヨドリ(観察3)

【7月5日(日)】
◇夜になって家に帰ると、妻がヒヨドリの巣に変化があったと言う。親鳥が頻繁にエサを運んでいると言うのだ。 もうそろそろか? と思っていたのだが、やっとヒナが誕生したようだ。

【7月6日(月)】
◇朝起きて巣の様子を見ると、確かにエサをくわえた親鳥が出たり入ったり忙しそうだ。

Esayari_2 ◇親鳥が戻ってくると、巣の周りの部分にとまって辺の様子を伺い、安全を確認するとエサをくわえたくちばしを巣の中へ… 明らかにヒナが孵りエサやりをしているように見える。

◇エサやりが終わると、しばらくの間、巣に覆いかぶさっている。孵ったヒナを抱いているのだろうか? それとも、まだ孵っていない卵を温めているのだろうか?

◇親鳥が留守の間に、例のごとく手鏡で巣の中を覗かせていただいた。妻と私の共同作業でやっとのことで覗いてみると、いたいた! 大きな口を開けたヒナが。小枝が邪魔をしてよく見えず4つの卵 すべて孵ったのかどうかの確認はできなかったが、ヒナの誕生は間違いない。

◇抱卵を確認したのが6月20日、ヒナの誕生を確認したのが7月5日、その間15日でヒナが誕生したことになる。

◇写真を撮ろうと待ち構えていると、親鳥が私に向かって「ピーヨ!」 と威嚇するような仕草を見せたのには驚いた。「オイオイ 私は大家さんだよ」と言ってみたくなったが仕方がない。ヒナが孵って親鳥の気が昂ぶっているようだ。

◇これから巣立ちまでにどのくらいの日数が必要なのだろうか? 天敵に狙われないよう親鳥にとっては心配な そして忙しい毎日が続くことだろう。

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わが家のヒヨドリ(観察2)

【6月28日】
◇最初のうちは「同じ子育てを観察するなら、シジュウカラかメジロが良い」 と言っていた妻も、日が経つにつれてヒヨドリの子育てに興味を示すようになった。

◇ヒヨドリはくちばしから目の辺りにかけてが何とも可愛いらしく、少し喧嘩っ早いがいたずら坊主のイメージがある。その数は多く何処にでもいる野鳥で、ピーヨ ピーヨと甲高い鳴き声を喧しいと嫌う人もいるが、反面、私のような隠れたフアンが多いのもこの鳥の特徴かもしれない? 

◇抱卵が始まって1週間。相変わらず夜は巣に戻り、昼間は何処へともなく出かけることの毎日だが、最近は巣にいる時間が少し長くなったような気がする。

◇外から帰ったヒヨドリは、鳴き声を発することもなくソーッと巣に近づくと、近くの枝に止まって辺りの様子を先ずは伺い、安全を確認すると速やかに巣に入る。注意していないと、いつ入ったのか出たのか全く分からない。

◇抱卵中は天敵を警戒してか実に静かだ。人が近くに寄っても、音を立てても微動だにしない。子孫を残すために集中しているその姿は、普段は賑やかで忙しいヒヨドリとは別人(別鳥?)のようだ。

◇巣の様子を見ることが多くなった私たち、えびの天ぷらのような尻尾を確認するとひと安心する毎日だ。そっとして成長を見守り、ネコやカラスなどの天敵に遭わないよう願っている。

Karugamo 【おまけ】
◇野鳥たちにとっては今まさに繁殖の時期。本題と直接の係わりはないが、今朝(29日)のウォーキングで子育て真っ最中のカルガモの親子に出会った(場所は清瀬金山緑地公園)。

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わが家のヒヨドリ(観察1)

◇わが家のヒヨドリ といっても、鳥篭に飼っているわけでは勿論ない。小さな庭のハナミズキの木に巣を作り、抱卵が始まったのだ。よくぞわが家に… と、鳥好きの私にとってヒナが孵るのを楽しみにしてる毎日だ。

【6月中旬】
◇6月に入って、頻繁にヒヨドリが庭にやってくる と思っていたら、ハナミズキの枝分かれをした股の部分で巣作りが始まっているのを発見。

◇細長いワラや枯れ草などを銜え頻繁にやって来て新築中の巣に入り、がさごそと動いてひと回り、巣材を巣に馴染ませて(貼り付けて)いるようだ。

◇巣材はワラや枯れ草などをベースにしながらもビニール袋の切れ端なども取り込み、思いのほかしっかりとしたお椀型の巣。完成間近のようだ。頑張れ!

◇巣は天敵から身を守るために、枝や葉に隠れて容易に確認することはできない場所を選んでいるが、1ヶ所だけ枝の隙間から良く見えるところがあり観察するには都合がいい。本来は山に棲むヒヨドリが里に下りて何年になるのだろうか? しかも人家の庭に巣作りを始めるとは…

【6月20日】
Hourann22_2 ◇抱卵が始まった。尻尾を右後に、くちばしは左前にして見えるが、お椀のような巣に乗った姿は、まるで丼物の“天丼”を見ているようだ。縦長のヒヨドリは、ご飯を盛った丼からはみ出してしまうが、ピーンとはった尻尾がえびの尻尾によく似ているのが可笑しい。

◇親鳥は夜になるとこの巣で休む?ようだが、昼間のうちは巣から出たり入ったりが忙しい。食事かトイレか休憩か? こっそり出てこっそり帰ってくることの繰り返しだ。

【6月23日】
◇彼女(親鳥)たちのプライバシーを邪魔する気持ちはないが、親鳥が留守の間に、こっそりと巣の中見せていただくことにした。

Tamago ◇巣は高いところにあるので、長い棒に手鏡を結びつけて覗いてみると、あるある 4個の卵が…。写真は丸い手鏡の右側に1個の卵が写っている。短時間こっそり撮ったので4個の撮影には残念ながら失敗、これ以上お邪魔してはと断念した。

◇以前にはキジバトが巣を作りヒナが孵ったが、ネコの被害にあって残念な思いをした。今回は、ネコやカラス、ヘビなどの天敵に見つからないことを願っている。

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多摩川探鳥会0906

◇ここ数日 ぐずついたお天気が続いたが、昨日(6月7日)はすっきりと晴れて朝のウォーキングが気持ち良かった。林の中からカッコウの鳴き声がこだまし、池の近くではギョウギョウシイ ギョウギョウシイとオオヨシキリが盛んに自己アッピールに励んでいた。

◇さて、6月1日(月)、多摩川沿いを歩く探鳥会に参加、当日は好天に恵まれて鳥好きの仲間が集まった。

Tamagawa ◇福生南公園から左岸を歩いて下流に向かう。コサギ、アオサギ、カルガモ、ハシボソガラス、セキレイ類等などお馴染みの野鳥が見られた。

◇それでも、キジやセッカなどの鳴き声が聞こえたり、イカルチドリやイワツバメ、モズなども確認できた。帰り道には上空でノスリが舞っている姿も見た。

◇鳥合せでは31種、2外来種を確認、ムクドリやツバメなどが目立ち、珍しい鳥に出会えなかったのはやや残念だったが、最後にリーダーから5月の探鳥会で撮影されたというウズラシギの写真が全員に配られた。

◇写真には2羽の水鳥がはっきりと写っている。アメリカウズラシギ、ヒメウズラシギなどともよく似ているというウズラシギ、多摩川で確認されたのは珍しいという。もちろん私にとっても初めて見る鳥(写真だが)、少し得した気分になった。

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野鳥たちの変わった習性

◇野鳥たちの中には変わった習性を持つものが少なくない。一例を挙げれば…

①自らは子育てを放棄し、他種の巣に卵を産み抱卵や育雛を托す(托卵)カッコウ類。何故なのだろうか?

②野鳥は水浴や砂浴などをよくするが、体についた汚れを落すと同時にダニなどの外部寄生虫など落す働きもあるという。ほかにも雪浴、雨浴、煙浴などがあるが、変わったところでは、蟻を羽毛にこすりつける“蟻浴”の習性を持つ野鳥(カケス、オナガなど)もいる。蟻の持つ蟻酸が目的ではないかというのだが…。

③物真似上手なカケスやモズ(百舌、または百舌鳥)。とりわけ、カケスは猫の鳴きまねが上手だという。

④オーストラリア周辺にはニワシドリ(庭師鳥)というおかしな鳥もいる。人も鳥もオスは、なんとかメスの感心を引こうと努力するものだが、ニワシドリのオスは自分の周りをきれいに飾り、美しい庭を造ってメスを待つとうというのだから、その苦労たるや大変なもの。

◇先日、テレビで紹介されたのは、東南アジア方面から渡ってくるタカの仲間ハチクマだ。この鳥はクマタカに似ており、蜂を食べる鳥であることからこの名が付いたという。

◇画像はスズメバチの巣を見つけたハチクマが巣を襲い幼虫を食べている。起こったスズメハチがハチクマの周りを飛び交い威嚇するのだが全く動じる気配はない。ついにハチクマはハチの巣を美味しそうに食べてしまった。

◇次はツキノワグマがやってきて、同じようにハチクマの巣を襲う。クマにとってもハチの巣はご馳走だ。ところがツキノワグマはスズメバチの猛攻にあってタジタジ、やがてスズメバチに刺されて七転八倒し苦しむ姿が映し出された。何故、ツキノワグマは駄目でハチクマは平気なのだろうか? それのは2つに理由があるという。

◇①体が鎧のように硬い羽根で覆われていること、②ハチにとって嫌いな臭いを発すること、によるものだという。

◇怖いスズメバチにも天敵はいる、上には上がいるものだ。

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スズメのヒナが…

◇スズメは、民家の軒先や屋根裏、雨戸の戸袋などに巣をつくり、常に人間との係わりの中で生きてきた。それは、民家の近くには田畑があり、エサとなる虫も沢山いること、人間が出入りする場所であれば天敵から身を守ることができることなどの利点からあるからだ。

◇しかし、農家の人たちにとっては大切に育てた主食の米などを食害するスズメは憎き害鳥、古くからスズメを追い払ってきたという歴史がある。

◇子供の頃、「スズメは米を食べるので害鳥、ツバメは虫を食べるので益鳥」と教えられてきたことを思い出した。

◇今となって思えばそれは少し違うようだ。昔(1955年ころ)、中国では作物を食害から守るとしてスズメの大量捕獲が行われた。しかしその結果、農作物の害虫が増加し、全国的な凶作に見舞われることとなり、この取り組みは見直されることになったという。人とともに生活しているスズメは、害鳥と益鳥の両面を持っていると思うからだ。

◇数年前の新聞にポップコーンを求めて、手のひらに乗るスズメの写真が載った。「ピーちゃん」というお台場のスズメだ。都会に住む人たちにとってスズメは今や害鳥ではなく、可愛がる対象だ。優しく扱うことよってこうした人懐こいスズメが誕生したという。

◇ところが日比谷から40km離れた八王子市のある所(水田がまとまってある所)では、10mほど離れたスズメにエサを投げようと腕を振り上げると、それだけで驚いて逃げたという。スズメ(野鳥)の習性も扱い方によって変わることが分かる。

◇最近、そのスズメの個体数が減ってきているという。何故だろうか? はっきりした理由は未だ解明されていないようだが、次のような話が印象に残った。

◇カラスがスズメのヒナを襲うというのだ。これが直接の要因とは思えないが…。

◇スズメは年に数回繁殖するが、抱卵しヒナが孵って巣立ちまでの約2週間、親鳥は一日数百回(2週間で4千回とも)エサを運ぶ。それを観たカラスは、巣の中でヒナが孵ったことを知ることになる。しかもカラスは、事前に巣を見つけても卵では狙わずに、ヒナが孵るのをジイッと待つというのだから驚きだ。

◇前置きが長くなったがスズメ好きの私 これが事実なら狡賢いカラスに厳重抗議だ。

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